2012.6.9-10 Sat,Sun 活動日:水の確保

20120609_01

毎月第二、第四日曜日は、里山の会の活動日です。前回、作業小屋の作業が一段落して、一部に床が張られたので、この回はゲストを呼んで、前日から活動地入りしました。


6月9日土曜日、あいにくの雨。

午後から数名が集まり、敷地内を散策しました。小雨がぱらつく中でも、話に花が咲き、正味2時間くらい歩きました。

作業小屋へ戻り、この森の感想と、この森でどんなことをして愉しめそうかを話し合いました。十人十色、人のアイデアには無限の広がりがあります。

だんだん暗くなってきたので、いいところで話し合いを切り上げると、酒盛りの支度がはじまりました。蛍を見に行った人もいました。

今夜は雨の中どう過ごそうか様子を見ながら考えていましたが、どうやらみんな作業小屋に泊まるようです。

酒盛りがはじまると、なんと、どんどんお酒やおつまみ、ご飯が出てきました。至れり、尽くせり。本当にありがたいことです。

火を囲んで、酒を飲み、世代の違う者同士が他愛ない話をする場。
いま私の生活は物で溢れていますが、こんなシンプルな時間の過ごし方が、とても贅沢に感じられました。夕方から深夜まで、長い夜をたのしみました。

そして、前回張った床の上に寝袋を並べ、みんなで雑魚寝です。
しとしとと雨が降っていましたが、寒さを感じることもなく、朝までぐっすり眠りました。


6月10日日曜日、雨が上がりました。

早朝、鳥の鳴き声で自然に目が覚めました。まだだいぶ朝が早かったのですが、会の方が所有している土地の裏山を散策させていただきました。おいしい朝ご飯までいただいてしまいました。

みんなが集まりはじめた頃、昨日の話の続きをしました。
・どこにどんなバイオトイレを作るか。
・どこにどんなツリーハウスを作るか。
たくさんのおもしろい発想が出てきました。
ひとまずは、バイオトイレとツリーハウスを作る人のために、仮設のトイレを作ろうということになり、具体的にどんな感じでつくるか話が進みました。次回の活動で、仮設トイレの小屋をつくるため、竹を切り出しに行くことになりました。
話は尽きず、一旦1時間程度で話を切り上げ、今日の活動に入ることになりました。

敷地は真ん中に高速道路が通り、土地が大きく2つに分断されています。
この日は作業小屋とは別の土地の沢から、水を引いてくる作業です。
まずは沢まで草木を刈り、通り道を作っていきます。
伐採した場所には光が入ってきます。そこからまた新たな命が芽吹いてきます。

沢まで辿りつくと、樋と水を受けるバケツの設置作業に入ります。水を含んで重くなった土を、交代しながらスコップで掘り下げていきます。ぬかるんでやりにくい作業でしたが、なんとか雨どいとバケツの設置ができました。ついでに、作業をするための足場をつくりました。足場の材料はその場にある木を切って、ぬかるんでいる場所に杭を打ち、細い丸太を並べました。段差には同じような方法で、丸太の階段を付けました。

この日の作業はここまででした。
ここまでの写真を撮らなかったのですが、後日撮った動画がこちらです。

前日の台風が影響したのか、設置した樋からは水が流れておらず、他ところから水が流れていました。2週間で沢の地形が少し変わったようです。さて、これからどのように改良していくのでしょうか。

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