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2012.6.24 Sun 活動日:仮設トイレ
今日は竹の切り出しから活動をはじめます。
まず、お茶を飲みながら打ち合わせ。
実は今回も前日からゲストと作業小屋に泊まっていました。活動日の前から、小屋の設計についていくつかアイデアが出ており、前日に軽く打ち合わせをして、どのやり方でいくかは決まっていました。お茶を飲みながらそのことの共有と、どのような形状の竹を、何メートルで何本切るかを打ち合わせしました。
現場へ移動。会の方が所有する平ボディの2tトラックが登場。いろいろな職種の人がいると、こういうときに助かります。そういえば、活動に使う道具もいつもお借りしていました。
竹を切らせてもらうのは、地元の人が所有する竹林で、想像していた以上に広大で無数の竹が伸びていました。
この動画でも伝えきれていないくらい、たくさんの竹。これを手入れするのは本当に大変そうです。
竹は軽いからといっても舐めてはいけません。細い丸太と同じくらいの太さで、木と同じくらいの高さにまで成長しているものがたくさんあります。一歩間違えば、大怪我です。
手慣れた人が、次々と切り倒していきます。伐採はベテラン組に任せ、私たち初心者は竹の切断と枝落としをしました。枝落としのやり方も教えてもらいました。ひとつ一つが勉強になります。
今回は手ノコやナタのほか、チェーンソーも登場したおかげで、2時間半くらいで予定していた数の竹を切り出すことができました。
お昼はみんな弁当を持ってくることになっています。今日は竹の伐採のついでに採ってきたタケノコを焼いたり、持ち寄ったおかずをシェアしながら食べました。
午後からは竹を縦に割り、節を取る作業です。作業小屋の竹屋根と同じように、仮設トイレの壁と屋根に使います。
竹の割り方もあります。竹にも上下があります。長い竹は立てて、高い場所に登って真上からからナタを入れ、ある程度まで割れたら、割れ目に鉄パイプを突っ込み、体重をかけて下まで割っていきます。2~3人組でやると、効率が良かったです。その場でのアドリブの協同作業に、いつの間にか抜群のチームワークが生まれてきます。
それに比べて、節を取り除くのは個人作業です。金づちでひたすら節を叩き割っていきます。割ったばかりのきれいな節を叩き割っていくのは、なんだか爽快な作業でした。
もう夏になろうとしています。作業をしていると汗が噴き出てきます。汗を拭き、水分を摂りながら、みんな黙々と作業をしています。作業に没頭すると、時が経つのを忘れます。不思議なもので、作業に辛い部分は何一つ感じません。もしこれが仕事だったら、きっと大変だと感じてしまうでしょう。なぜだろう???
ひとつだけ間違いなく言えるのは、一人でやると辛い作業も、人数がいると早く進み、愉しくやることができるということです。あっという間に作業が片付いていきます。
そして、いよいよ組立にかかります。
今回はすでに皮を向いた杉の丸太と、杉の角材が準備されていました。トイレの設置場所にブロックを置いて水平をとり、丸太と角材を木ねじで設計どおりに組み立てていきます。試しに仮で何本か竹を打ちつけてみました。
なんか雰囲気が出てきました。
今日の作業はここで終了です。
次回はどこまでいけるでしょうか。
本来は7月8日が活動日ですが、今回は7月7日に非電化工房へ団体見学に行きます。
次回の活動日は7月15日(日)です。14日(土)は前泊で、懇親会を兼ねた定例会があります。蛍も増えてきました。これからもたくさんたのしみがあります。
2012.6.9-10 Sat,Sun 活動日:水の確保
毎月第二、第四日曜日は、里山の会の活動日です。前回、作業小屋の作業が一段落して、一部に床が張られたので、この回はゲストを呼んで、前日から活動地入りしました。
6月9日土曜日、あいにくの雨。
午後から数名が集まり、敷地内を散策しました。小雨がぱらつく中でも、話に花が咲き、正味2時間くらい歩きました。
作業小屋へ戻り、この森の感想と、この森でどんなことをして愉しめそうかを話し合いました。十人十色、人のアイデアには無限の広がりがあります。
だんだん暗くなってきたので、いいところで話し合いを切り上げると、酒盛りの支度がはじまりました。蛍を見に行った人もいました。
今夜は雨の中どう過ごそうか様子を見ながら考えていましたが、どうやらみんな作業小屋に泊まるようです。
酒盛りがはじまると、なんと、どんどんお酒やおつまみ、ご飯が出てきました。至れり、尽くせり。本当にありがたいことです。
火を囲んで、酒を飲み、世代の違う者同士が他愛ない話をする場。
いま私の生活は物で溢れていますが、こんなシンプルな時間の過ごし方が、とても贅沢に感じられました。夕方から深夜まで、長い夜をたのしみました。
そして、前回張った床の上に寝袋を並べ、みんなで雑魚寝です。
しとしとと雨が降っていましたが、寒さを感じることもなく、朝までぐっすり眠りました。
6月10日日曜日、雨が上がりました。
早朝、鳥の鳴き声で自然に目が覚めました。まだだいぶ朝が早かったのですが、会の方が所有している土地の裏山を散策させていただきました。おいしい朝ご飯までいただいてしまいました。
みんなが集まりはじめた頃、昨日の話の続きをしました。
・どこにどんなバイオトイレを作るか。
・どこにどんなツリーハウスを作るか。
たくさんのおもしろい発想が出てきました。
ひとまずは、バイオトイレとツリーハウスを作る人のために、仮設のトイレを作ろうということになり、具体的にどんな感じでつくるか話が進みました。次回の活動で、仮設トイレの小屋をつくるため、竹を切り出しに行くことになりました。
話は尽きず、一旦1時間程度で話を切り上げ、今日の活動に入ることになりました。
敷地は真ん中に高速道路が通り、土地が大きく2つに分断されています。
この日は作業小屋とは別の土地の沢から、水を引いてくる作業です。
まずは沢まで草木を刈り、通り道を作っていきます。
伐採した場所には光が入ってきます。そこからまた新たな命が芽吹いてきます。
沢まで辿りつくと、樋と水を受けるバケツの設置作業に入ります。水を含んで重くなった土を、交代しながらスコップで掘り下げていきます。ぬかるんでやりにくい作業でしたが、なんとか雨どいとバケツの設置ができました。ついでに、作業をするための足場をつくりました。足場の材料はその場にある木を切って、ぬかるんでいる場所に杭を打ち、細い丸太を並べました。段差には同じような方法で、丸太の階段を付けました。
この日の作業はここまででした。
ここまでの写真を撮らなかったのですが、後日撮った動画がこちらです。
前日の台風が影響したのか、設置した樋からは水が流れておらず、他ところから水が流れていました。2週間で沢の地形が少し変わったようです。さて、これからどのように改良していくのでしょうか。